家づくりは、ただの消費ではなく、楽しみです。
私たちは、「おうち工作」を通じて、
もっと自由に、もっと楽しく家をつくっていきます。
1 勇気が出る家
私たちが気に入った服を着ると気分が上がるように、
良い食べ物を食べるとエネルギーが湧いてくるように、
家もまた、勇気をくれる場所であるべきです。
壁に好きな色を塗ったり、思い切って家具を自作してみたり、
「これは自分がつくったんだ」と思えるものが増えていくことで、
自分を支えてくれる空間になっていきます。
家は、私たちに自信を与え、前を向く力をくれる場所になります。
2 平和になる家
そこにいるだけで、心が平和になる。
私たちはたくさんの出来事にさらされ、たくさんの情報に囲まれています。
社会の荒波の中で、家は安心して過ごせる避難場所であり、
自分らしさを守る最後の拠りどころであってほしい。
ちょっとした棚をつくる、壁を塗り替える、家具を直す――
自分の手でつくることで、家はどんどん自分に馴染んでいきます。
手をかけた分だけ愛着が湧き、そこにいるだけで心が落ち着く、
そんな平和な家をつくっていきます。
3 自由を思い出す家
「家をこうしなければいけない」、「ここには手を加えられない」
そんなふうに考えてしまっていませんか?
でも、家はもっと自由でいい。
家は誰かのためにあるのではなく、そこに住む自分のための場所。
ルールや常識にとらわれず、自由に形を変えられるのが家の本当の魅力です。
家を自由に変えていくことで、自分自身の自由を思い出すことができます。
4 いつも、いつまでも新しい家
変わっていくからこそ面白い。
家は完成したら終わりではなく、暮らしとともに育っていくもの。
季節の変化や、その時の気分に合わせて手を加えていくことで、
家はいつまでも新しく、楽しいものになっていきます。
壊れたら直し、飽きたら塗り替え、工夫しながらつくり直す。
その繰り返しの中で、家は生きていることを実感できます。
家は、いつも、いつまでも新しいものです。
5 自分のからだの延長のような家
心地よく、しっくりくる空間。
家は、ただ生活するための箱ではありません。
その空間にいると、気持ちが落ち着き、自然と体がなじんでくるような場所。
まるで、自分の体の延長のようにしっくりくる家こそ、
本当に快適な住まいなのではないでしょうか。
ちょっとした段差、手の触れる木のぬくもり、風の通り道――
そんな細やかな工夫を重ねることで、家は私たちに馴染んでいきます。
家を「与えられるもの」ではなく、「育てていくもの」と考えてみましょう。
6 消費でも商品でもない家
つくることが暮らしの一部になる。
今、家は「買うもの」「売るもの」として考えられることが増えました。
でも、家は本来、お金で交換するためのものではなく、
そこでの暮らしを支える、かけがえのない空間です。
家は、消費するものでも、商品として評価されるものでもありません。
つくること、手を加えること自体が暮らしの楽しみになっていくのです。
7 つくる喜びと遊びでできた家
家はもっと楽しくていい。
家づくりは、決して「作業」や「義務」ではありません。
それは、遊びであり、楽しみのひとつの形です。
子どものころ、泥だんごをつくったり、秘密基地をつくったりしたように、
家づくりもまた、自分なりの工夫や発想を存分に楽しめるもの。
失敗してもいい、途中で変えてもいい。
何度でも作り直せる。
そんなふうに、もっと気楽に家づくりを楽しんでみませんか?
8 巣づくりのように、自分にぴったり合う、自分らしい場所を
鳥が巣をつくるように、人もまた、
自分にぴったり合う住処をつくることができます。
自分の手でつくるからこそ「しっくりくる」もの。
家は、自分にとって最も心地よく、最も自分らしい場所であっていい。
「おうち工作」で、少しずつ、
自分の理想の空間を育てていきましょう。