おうち工作宣言

家づくりは、ただの消費ではなく、楽しみです。

私たちは、「おうち工作」を通じて、

もっと自由に、もっと楽しく家をつくっていきます。

私たちが気に入った服を着ると気分が上がるように、

良い食べ物を食べるとエネルギーが湧いてくるように、

家もまた、勇気をくれる場所であるべきです。

壁に好きな色を塗ったり、思い切って家具を自作してみたり、

「これは自分がつくったんだ」と思えるものが増えていくことで、

自分を支えてくれる空間になっていきます。

家は、私たちに自信を与え、前を向く力をくれる場所になります。

そこにいるだけで、心が平和になる。

私たちはたくさんの出来事にさらされ、たくさんの情報に囲まれています。

社会の荒波の中で、家は安心して過ごせる避難場所であり、

自分らしさを守る最後の拠りどころであってほしい。

ちょっとした棚をつくる、壁を塗り替える、家具を直す――

自分の手でつくることで、家はどんどん自分に馴染んでいきます。

手をかけた分だけ愛着が湧き、そこにいるだけで心が落ち着く、

そんな平和な家をつくっていきます。

「家をこうしなければいけない」、「ここには手を加えられない」

そんなふうに考えてしまっていませんか?

でも、家はもっと自由でいい。

家は誰かのためにあるのではなく、そこに住む自分のための場所。

ルールや常識にとらわれず、自由に形を変えられるのが家の本当の魅力です。

家を自由に変えていくことで、自分自身の自由を思い出すことができます。

変わっていくからこそ面白い。

家は完成したら終わりではなく、暮らしとともに育っていくもの。

季節の変化や、その時の気分に合わせて手を加えていくことで、

家はいつまでも新しく、楽しいものになっていきます。

壊れたら直し、飽きたら塗り替え、工夫しながらつくり直す。

その繰り返しの中で、家は生きていることを実感できます。

家は、いつも、いつまでも新しいものです。

心地よく、しっくりくる空間。

家は、ただ生活するための箱ではありません。

その空間にいると、気持ちが落ち着き、自然と体がなじんでくるような場所。

まるで、自分の体の延長のようにしっくりくる家こそ、

本当に快適な住まいなのではないでしょうか。

ちょっとした段差、手の触れる木のぬくもり、風の通り道――

そんな細やかな工夫を重ねることで、家は私たちに馴染んでいきます。

家を「与えられるもの」ではなく、「育てていくもの」と考えてみましょう。

つくることが暮らしの一部になる。

今、家は「買うもの」「売るもの」として考えられることが増えました。

でも、家は本来、お金で交換するためのものではなく、

そこでの暮らしを支える、かけがえのない空間です。

家は、消費するものでも、商品として評価されるものでもありません。

つくること、手を加えること自体が暮らしの楽しみになっていくのです。

家はもっと楽しくていい。

家づくりは、決して「作業」や「義務」ではありません。

それは、遊びであり、楽しみのひとつの形です。

子どものころ、泥だんごをつくったり、秘密基地をつくったりしたように、

家づくりもまた、自分なりの工夫や発想を存分に楽しめるもの。

失敗してもいい、途中で変えてもいい。

何度でも作り直せる。

そんなふうに、もっと気楽に家づくりを楽しんでみませんか?

鳥が巣をつくるように、人もまた、

自分にぴったり合う住処をつくることができます。

自分の手でつくるからこそ「しっくりくる」もの。

家は、自分にとって最も心地よく、最も自分らしい場所であっていい。

「おうち工作」で、少しずつ、

自分の理想の空間を育てていきましょう。

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