ダイヤ梁というものに挑戦してます。
構造設計はニエダヒサエダアーキテクツの贄田さんと共に開発した木造の梁組です。
昨日から現場は建て方作業。
設計は実は2年も前から進めていています。構造の最終チェックをして現場へ。
さあ、屋根の梁を組んでいきます。
材料をならべて、いざ!
まずは建物の外周の桁に梁を接合。あれ!ナナメですぞ!?
これがダイヤ梁。入念な段取りによって順番に入れていきます。
ダイヤ梁というのは梁をダイヤ型にナナメに組み合わす工法で、短い流通木材で大スパンを飛ばす方法です。
全ての仕口(材の端部)がナナメになっている上に、普通の木造では組めないとされている卍組になっているため特殊な方法(企業秘密)ではめていきます。
とても難易度の高い工法になりますが、プレカット工場を持つ㈱ハセベつくば工場が何度も試作をして組み立て方を試行錯誤してくれたおかげでイメージが現実のものとなりました。
僕や構造設計も含めみなさん初めての工法で、最初は心配していましたが、とてもうまく行きました。
二日間予定していた特殊工事も一日でできてしまうし、プレカットの材料の精度もばっちり。あらためて建築はみんなで作り上げるものだという実感を持ちました。
美しいダイヤ型のパターン
ごくろうさまでした!