今日は千葉の住宅の建方(たてかた)です。柱や梁といった骨組み(軸組)を一気に組み上げる作業で、木造では一番迫力のある一日です。
棟梁は渡辺富工務店のK大工。技能グランプリで日本一になった凄腕の大工さんです。なんと一人ですべての部材を7日で加工したとのこと。夜中までがんばっていたそうです。本当にありがとうございます。
小さいながらも木造の軸組が見えるデザインなので、継ぎ手や仕口にも相当気合いが入ってます。この家の見せ場である隅木の継ぎ手は「台持ち継ぎ」という技です。集成材で長い材料を作ることも可能ですが、国産の杉なので真ん中でつないで長さを確保します。これがまた美しい。
レッカー車といわれるクレーンで一本一本釣り上げて丁寧に組み上げていきます。
おおお!!!
ピッタリ!!
ボルトで絞めて継ぎ手完成!いやーさすがです!かっこいい~!!
パズルのように次々と組み上げていきますが、熟練の息のあった作業で見ていて気持ちがいいです。
ちゃんとできるのが当たり前ですが、当たり前のことを120%の力でやってくれているなと感じます。
細部の設計や仕上げのデザインも遅れないようにがんばってやらねば。