米沢に行ってきた。

実家のある福島市に行ってきました。最近は地震の被害よりもこれからの原発の対応をどのようにしていくのか、どうすべきか誰もわからない状況のなか、自分がいったい何をしてあげられるのかなどを考えての震災後初めての帰省でした。最初は福島で除染の手伝いなどできればと思っていましたが、実家が経営するカフェ「風と木」は震災後週末だけの営業になり、平日は隣の山形県米沢市まで安全な野菜や食材を仕入れにいっている様子で、僕も米沢までいってきました。

例年であれば福島の山にいって山菜やキノコをとる生活も今年(今後いつまで?)は放射能の影響でできないため、米沢の山にはいって、羽をのばすように山菜採りを楽しむ両親をみると、原発は生活のすべてをかえてしまったのだなあとつくづく思います。この日は福島の祖母も連れて行きました。親孝行になったかな。

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ワラビがこんなにたくさん。山は本当にゆたかですね。

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午後からは釣り。

2匹のイワナがつれましたー!

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福島は田舎で楽しみといったら自然しか自慢できるものがない。にも関わらず、それを奪ってしまう原発には心底腹が立ちます。福島の人たちは汚染の度合いが高いにも関わらず意外にも9割の人がマスクもせずに町を歩いています。報道されているように小中学校は部活動も室内でやっているところもありますが、高校ではみんな今までと同じように外で運動もしているようです。本当に大丈夫なのでしょうか?大丈夫かどうかの根拠もなく、見切り発車で生活をさせられているような社会って正常ではないですよね。親たちは子供にどういう説明をしてあげられるのか?とにかく、これからの福島はとても心配です。チェルノブイリの野菜をいまでもやはり食べたくないのと同じように10年後20年後まで、福島の野菜や果物が敬遠されることでしょう。将来的に思いやりで福島の物産を購入してくれるひとがいるとは限りません。自力で復興するためにはどうするのがよいのか?悩みは続きます。

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