除染/キュウイ/相馬

福島の家の廻りを除染。今回は庭の除草作業。植物が吸い上げた放射能を少しでも庭から出すための作業です。

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渡利地区の空間線量は0.9から1.5μSV/hという感じです。風などによって随時すこしづつ変わっていきます。

木のデッキやコンクリートの表面などは放射性物質の核種がしみ込んでいるためやはり高い数値が出てしまいます。

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雨樋の下は依然として高い。10.8μSV/h。5月には80μSV/hくらいあったという。

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福島はいま、実りの秋を迎えています。実家のキュウイも今年は豊作だそうで、家族で収穫しました。

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コンテナ山盛りです。今年は一つ一つがおおきい。

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放射能の影響を調べるために市民放射能測定所で測定してもらいます。

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キュウイを細かく刻んで1KGほどを試験体とします。

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測定所のスタッフが測定器につめていきます。空気が入らないように押し付けるようにつめるのがポイントだとか。

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測定は1秒ごとに放射線量をカウントし、3600秒間の平均値を出します。測定はリアルタイムで上がってきます。セシウム134とセシウム137の合計が食品放射能となります。

結果は、、、301ベクレル。。。。。。

がんばって収穫して、おいしそうな完璧な姿でしたが、ショッキングな結果です。国が定めた暫定基準値は500ベクレル/kgとのことですが、なんの意味があるのか。なにか影響があっても保証をつける数値であるはずもなく、毎日の主食とたまにしか食べないものとも一緒の500ベクレル。やっぱり自分たちで判断しなければならないのです。

我々は食べません。

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次の日は午前中時間があったので、相馬へ行ってきました。

震災後、ニュースや映像としては津波被害もわかっていたのですが、ぼくにとっての震災はやはり原発になっていて、いままでなかなか太平洋沿岸の状況をみる気持ちが持てませんでした。福島市からは山越えで約1時間ほどの距離です。

途中の農村風景が本当に美しい。

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放射線量は3μSV/hくらいでかなり高い地域でしたが、、

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相馬の新地地区。遺跡みたいな風景。

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基礎と柱を緊結するホールダウン金物。建築基準法が何の役にも立っていない。

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浅瀬には舟やバスがそのまま。もう、8ヶ月が経とうとしているのに。

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びっくりしたのは瓦礫の山。海岸の浜辺一体に周辺から集められた瓦礫が積んである。

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ものすごい量。ほとんどが元建築。

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