とある公共施設の設計で「ダイヤ梁」というものを作ってます。
天井の梁がダイヤ型(菱形)に組合わさっている構造です。スパンが4間(7.28m)あるため、通常の木材では長さが足りず、特注の梁をつくる費用もないので短い梁を組み合わせて大きな仮構としました。この日は工場で実際に作ってみて実験をしています。
木材同士が斜めにくみ合わさるため仕口(端部の形状)がなかなかむずかしいのですが、何度も打ち合わせを重ねてきたせいか、工場の技術の高さのためか上々の出来です。いくつか検討事項が残るものの、方向性は間違ってないことを確信しました。
迫力のあるきれいな天井ができそう。
建築はいろんな人の協力と努力の積み重ねなんだなとつくづく思いました。