先週くくのち学舎に行ってミツバチの巣箱をつくりました。
藤原養蜂場の藤原さん直伝の「日本ミツバチ」専用の巣箱です。
ミツバチに西洋ミツバチと日本ミツバチという違いがあるということも知らなかったですが、日本ミツバチも地域ごとに
DNAが違っていて、東北と九州のミツバチでは巣箱の好みが違ったりと固有種というものがあるんだそうです。
作った巣箱はくくのちの畑に設置する計画なので、八王子の固有の日本ミツバチが入って、おいしいハチミツがとれて、ついでに畑の作物の受粉にも役に立って、、という循環ができるといいなーと思います。
巣箱の作り方は精巧そのもの。
藤原さんが30年試行錯誤して作り上げたもので、素材や寸法、蜜蝋の塗り方など細かく決まっています。
素材は杉板。木のにおいなども関係するそうで、ヒノキでは絶対に入らないそうです。
厚みも25mmと決まっていて薄いと夏の暑さや冬の寒さでやられてしまうのだそうです。冬場は木の外側に発砲スチロールなどの断熱材をつけるのもいいということ。なんだか人間の家と似ています。
ミツバチの玄関である巣穴は厳密に7mmだそうです。それ以上だと西洋ミツバチやスズメバチが入って来てしまうのだそうです。
見本をしっかり実測。
巣箱の内側には木のにおい消しのため黒砂糖の液を塗り込みます。
中には蜜蝋を塗った巣の元になる板をはめこみ完成。
プラスチックや人口のものには警戒するので蜜蝋をぬるんだそうです。
この巣箱でうまくいくと100kgのハチミツがとれるとのこと!!!
こんなに簡単にミツバチの巣箱がつくれるなんてちょっと感動しました。
自分の家があったら絶対置きたいし自家製ハチミツが簡単にできるっていいですよね。
ミツバチの巣箱を住宅にくっつけた設計も面白そう。
「巣箱付き住宅」いかがですか??