住宅の設計が京都で始まりました。
僕は大学が滋賀だったので関西の友人がおおく、今回大変ありがたいことに設計を頼んでくれたのは、大学時代おなじアパートに住んでいた仲のよかった友達、というか尊敬していた先輩でした。あらためて人間関係のありがたさと楽しさを気付かされました。
基本設計は大胆かつ繊細にさまざまなことを検討し、絞り込んでいく作業です。いかに全力で考え尽くすか、が勝負。今回はローコストということもあり、単純な形態の操作で豊かな空間をどうつくるかというころを考えています。まだ設計ははじまったばかりですが図面や模型を作りながら全体と細かい部分とを同時に考えながら、考えうる知恵と動きうる手を使って、ここにふさわしい住まいの形を探りながら作りたいと思います。写真は今回提案した2案。
まだ、窓も開けてませんが、窓の配置、建物のプロポーション、周辺の環境との調和など、模型でしか検討できないことがたくさんあります。CGやコンピューターシュミレーションが進歩した今でも、設計者にとってこれほど有効な手法はないかもしれません。簡単に見えて意外に時間のかかる模型ですが、実は楽しい作業でもあります。